2018年10月18日木曜日

10月小川歩美さん(エンリケマルエコス)ランチ会:動画版

10月ランチ会、モロッコの家庭料理。小川歩美さんからモロッコの食文化についてたくさんお話を伺うこともできました☆

「エンリケマルエコス」小川歩美さんによるモロッコ料理ランチ


Photo by Shoko Sakurai

今回はお仕事で長いお付き合いのある編集プロダクション「ウィル」の片岡弘子さんによる企画。東北沢にあるモロッコ料理の人気店「エンリケマルエコス」のオーナー、小川歩美さんに、本場のモロッコ料理をご用意いただきました。

エンリケマルエコスは通常、ディナータイムのみの営業で、わざわざフレーズのために、スープ、前菜(温・冷)、サラダ(3種類も!)、メイン、デザートと、まるでコース料理のようなランチメニューを考えてくださいました!

スープ「ハリラ」はモロッコの伝統のスープ。トマトの酸味と豆や野菜の旨味が染み入る優しい味でした。前菜にはモロッコの春巻き「海老とキヌアのシアー」や「ひよこ豆のペースト」、メインには「鶏肉と野菜のクスクス」、そしてタジン鍋を使った煮込み「ラム肉のタジン」。クスクスは上下に重ねたクスクス専用鍋を使って、下部で野菜やお肉をスープで煮込み、その蒸気を使って上部の鍋でクスクスを蒸しあげるそう。手間と時間がかかるため、モロッコでは特別な日に食べる家庭料理だそうです。
デザートには「シナモン風味のカボチャムース」と「アボカドのパフェ」の2種を、すっきりとした後味のお茶「ヴェルベーヌティー」と一緒にいただきました!

モロッコ料理と聞くと珍しい食材や香草で馴染みのない味かと思いきや、食材を生かした味わい深さがあり、日本人にも合う料理なんだと知ることができました。お料理に関しては小川さんも、日本向けに味を変えたりはせず、本場の味そのまま表現されているとのこと。でもデザートは本場の味はびっくりするほど甘すぎて、さすがに日本人向けに砂糖を控えていらっしゃるようです~。

珍しい食材、調理道具などを披露してくださったり、興味深いモロッコのお話もたくさん伺え、みんなモロッコに関心が高まったランチ会となりました。

ぜひ、今度はお店のほうでモロッコ料理を堪能させていただきたいと思います!
小川さん、ありがとうございました!

気になるメニューはこちら↓
〇ハリラ
〇ゴルゴンゾーラを詰めた小さなデーツ
〇ヒヨコ豆のペースト
〇レンス豆のサラダ
〇クミン風味のニンジンとコリアンダーのサラダ
〇揚げナスのサラダ
ラム肉のタジン
鶏肉と野菜のクスクス
〇シナモン風味のカボチャのムース
〇アボガドの小さなパフェ
〇ヴェルベーヌティー



<小川歩美さんプロフィール>
大学卒業後、一般企業に就職するも退職、料理家のアシスタントとなる。2000年モロッコを旅し、モロッコ料理に惹かれる。2002年再びモロッコを訪れ、モロッコ料理の勉強を開始。2004年移住、食の都‘フェス’にて伝統的なモロッコ料理を通してモロッコ料理のベースを学ぶ。家庭の台所、料理教室、レストランで修行。2006年‘カサブランカ’にてモロッコ人料理家Choumicha(シュミシャ)に師事し、家庭料理をベースとしたモダンなモロッコ料理を学ぶ。モロッコの料理番組・雑誌の調理を担当するアシスタントを勤め、同時に郷土料理を学ぶ。帰国後2009年 モロッコ料理の台所‘エンリケマルエコス’オープン。
Instagram:https://www.instagram.com/enrique_marruecos/