2019年3月19日火曜日

異国情緒あふれる春のポルトガルランチ☆


 Photo by Takeshi Fukuhara

 今月のランチ会は、フレーズ宛に直々に「ランチを作らせてください!」とメールをくださった、ポルトガル料理家の柴田奈津実さん。これまでランチ会をしてくださった料理家さんたちともお知り合いで、フレーズランチ会を知ってくださったとのこと!

 フードコーディネーターのアシスタント時代にポルトガル料理の魅力にハマったという柴田さん。昨年1年間ポルトガルで郷土料理を学び、今回はそこで培った素朴な家庭料理を披露いただきました。

 ご用意いただいたのは6品。タラのかき揚げ「バタニスカス・バカリャウ」はタラのうまみがあふれる、見た目と食感が薩摩揚げのようなお料理。豚とアサリのアレンテージョ風「カルネ・ド・ボルコ・ア・アレンテジャーナ」は、柴田さんをポルトガル料理に目覚めさせたという、魚介とお肉という組み合わせのポルトガル南部の伝統料理。ほくほくジャガイモ、レモンもどっさり一緒に盛って、魚介とお肉のうまみと合わせていただきました。みなさん、このだし汁がたまらなくおいしいと、具を食べ終えた後、残りのだし汁をさらに菜花ごはん「アローシュ・デ・グレーロシュ」にかけて食べると絶品! 柴田さんも「実はそうやって召し上がってもらいたかった」と喜んでいました。
 最後にデザート「トルタ・デ・ラランジャ」というオレンジのタルトも☆ まるで「伊達巻?」のような見た目(笑)の甘いケーキで、柴田さんのお知り合いから提供いただいた軽井沢コーヒーと一緒においしくいただきました!

 「ポルトガル料理は素材の味を大事にしていて、特別なスパイスを使ったり、複雑な味付けはいっさいなく、素朴な味が特徴」という柴田さん。確かにどれも素朴で、でもだしのうまみや塩気が程よくて、遠い異国のはずのポルトガルも身近に感じることができました!

柴田さん、素敵なランチをご用意してくださってありがとうございました~!

気になるメニューはこちら↓
●カルド・ヴェルデ(ジャガイモとキャベツのスープ)
●ビーツのサラダ
●パタニスカス・バカリャウ(タラのかき揚げ)
●カルネ・ド・ボルコ・ア・アレンテジャーナ(豚とアサリのアレンテージョ風)
●アローシュ・デ・グレーロシュ(菜花ごはん)
●トルタ・デ・ラランジャ(オレンジのタルト)



 Photo by Naomi Kawakami

<柴田奈津実さんプロフィール>
大学卒業後、フードコーディネーターのアシスタントとなり、知人の勧めをきっかけにポルトガル料理に惹かれる。ポルトガルを旅し、各地の家庭の台所、レストランで料理を学び、有馬温泉のポルトガル料理レストラン「A COMILONA 堂加亭」のシェフを務める。2018年から1年間ポルトガルで生活し、様々な地域のレストランで働きながら独自の郷土料理や家庭料理を学ぶ。現在、東京でポルトガル料理を広めるべく、ケータリング、料理教室などで活動中。

ケータリング等お仕事のお問合せchat_noir723@yahoo.co.jp
提供/ボトルコーヒー「ZENZO ROAST: https://monocoto-fs.jp/

2019年3月10日日曜日

毎年恒例!第7回 真藤舞衣子先生の手前みそ教室



 Photo by Takeshi Fukuhara

今年も開催しました、料理家・真藤舞衣子先生(マイマイ先生)によるみそ作り教室! 
国産大豆、米麹(通常の倍の量を使用)、そして、マイマイ先生が厳選したイタリア産の天日塩を使用し、通称セレブみそと呼ばれる大好評のみそ教室です。

7回目の開催となった今年は、リピーターも多く、手慣れた参加者も多数。でもやっぱり、みんなで集まって楽しくみそ作りをしたいと思って参加されている方が多いようです!

まずはみその原料となる煮た大豆を潰すことから作業はスタート。なかなかの力仕事だけど、おいしいおみそに変身することに期待して、丸めたり、容器につめたり、気持ちを込めて、ワイワイと仕上げていきました。
みそ作りに続けて、こちらは簡単、しょうゆ麦麹作り。麦麹にお醤油を入れて、混ぜて1週間待つだけ。しょうゆ麦麹はお醤油の代わりとして、卵かけごはんやおひたしに使えば絶品!

作業を終え、そのあとはお楽しみの、マイマイ先生特製のお弁当☆
おかずには、旬のお野菜や、昨シーズン作ったみそを使った焼き鮭、ローストポーク、そして、いちばんみなさんの注目を集めたのは卵焼き! マイマイ先生も「見た目は地味なんだけど・苦笑」と話していた卵焼きには、みそ、みりん、おかかがはいっていて、見た目は映えないけど(笑)、味がクセになってしまうほどおいしかったです!!
おかずそれぞれの作り方を教えてもらいながら、みなさん完食☆

半年後の手前みその完成を楽しみに、教室は大盛況で終了いたしました~!


<真藤舞衣子さんプロフィール>
東京生まれ。IT関係の会社勤めなどを経て、フランスの料理学校でディプロマを取得。都内の菓子店に勤務したのち、赤坂にカフェ&サロン「my-an」をオープン。料理レシピ開発やレシピ本の執筆、料理教室を主催するほか、食育アドバイザー、オーガニックコンシェルジュとしても活動している。2014年、自身プロデュースの店「Sustainable table "my-an" YAMANASHI」を山梨にオープン。「体にうれしい!かんたん米麹レシピ」(宝島社)が好評発売中。